返し馬とは?意味とパドックの違い・発走までの流れをやさしく解説
こんにちは、馬爺(うまじい)です。
返し馬(かえしうま)は、パドックからコースへ入った馬が行う、レース前のウォーミングアップのことです。中継で馬が走り始めても、まだ競走のスタートとは限りません。「返し馬に入りました」という言葉が聞こえたら、発走へ向けて準備している場面なんですね。
馬が歩いている映像から、騎手を乗せて走る映像へ。初めて競馬を見ると、その切り替わりで「あれ、もう始まった?」となることがあるかもしれません。ここでひとつ、場面の名前が分かると見やすくなります。
今回は返し馬の意味を入口に、パドック、本馬場入場、待機、ゲートまでをつないでいきます。難しい見方を覚える前に、馬がレースへ向かう順路を一緒にたどってみましょう。
この記事でわかること
- 返し馬の読み方と、レース前に行うこと
- パドック・本馬場入場との違い
- 返し馬から待機、発走へ進む流れ
- 次の観戦で一頭の馬を追う見方
返し馬の意味とパドックとの違い
まずは「どこにいるか」と「何をしているか」を分けるところから。パドックは馬を見る場所の名前、返し馬はコースへ入ってから行う準備の動きです。同じレースに出る馬を見ていても、場面が変わると呼び方も変わります。
返し馬は「かえしうま」と読む
返し馬は「かえしうま」と読みます。競馬の中継や説明では、この読み方で聞く言葉です。「返し」という字だけを見ると、終わったあとに戻ってくる馬を思い浮かべるかもしれませんが、競馬用語として指すのはレース前のウォーミングアップです。
JRAの競馬用語辞典でも、パドックからコースに出てきた馬が行うウォーミングアップとして説明されています。言葉の形から場面を推測するより、コースへ入ったあと、レースが始まる前の準備と覚えると、映像と結びつけやすいですね。
「返し馬を始めた」という実況なら、いま話題になっているのは、その馬のレース前の動きです。「返し馬が終わった」なら、準備の動きから次の場面へ進んだところ。同じ言葉の前後に「始める」「終わる」が付くと、時間の流れも読めるようになります。
読み方まで覚えたら、次に中継で聞いたときは、馬がどこにいるかを見てみてください。パドックの周回から走路へ映像が移っていれば、言葉と場所がつながります。用語を一個ずつ丸暗記するより、ひとつの場面に名前を付けていく感じで大丈夫ですよ。
何のために返し馬をするの?
返し馬の役割は、レース前のウォーミングアップです。いきなり競走に入る場面とは分けて、これから走るコースへ出た馬が準備をする時間として見ていきましょう。
「馬が走り出した」という見た目は似ていても、返し馬と本番では、いま行っていることが違います。返し馬は発走へ向かう途中の準備で、競走のスタートはそのあと。走る姿を見てから実況を聞き、「あ、まだ準備の時間なんだ」と受け取ると、言葉が映像に追いつきます。
JRA競馬学校の騎手の一日を紹介するページには、馬場へ入ったあと、返し馬で騎乗する馬の走りを確認する場面が載っています。馬に乗っている騎手にとっても、走りを確かめる機会なんですね。「馬だけが準備している」より、騎手が馬に乗った状態で発走へ向かっていると見ると、人と馬のつながりも見えてきます。
観客の側は、まずその役割が分かれば十分です。走る姿の細部に名前を付けなくても、「ここは準備」「このあと待機」「そしてスタート」という三つの場面を追えます。私は、最初から見方を増やすより、いま何の時間なのかをつかむところから始めるのが好きです。
パドックはどんな場所?
パドックは、出走する馬が装鞍所から出てきて、スタッフにひかれながら周回する場所です。日本語では「下見所(したみしょ)」とも呼ばれます。馬場へ向かう前の馬を見る場所として、返し馬のひとつ前の場面につながっています。
「パドックを見たあとに返し馬を見る」と聞くと、似たものを二回見るように感じるかもしれません。でも、二つの言葉は指しているものが違います。パドックは場所を表し、返し馬はコースに入ってからのウォーミングアップを表します。場所の名前と動きの名前を同じ列で覚えようとすると、ここが混ざりやすいんですね。
| 言葉 | 指しているもの | レース前の場面 |
|---|---|---|
| パドック | 馬が周回する場所 | スタッフにひかれて馬が歩く |
| 本馬場入場 | 走路へ入ること | パドック側からコースへ移る |
| 返し馬 | 馬が行う準備の動き | コースへ入ったあとのウォーミングアップ |
たとえば「パドックにいる馬」は、いまいる場所を言っています。一方、「返し馬をしている馬」は、いま何をしているかを言っています。言葉の役割を変えて読むと、二つを無理に一対一で比べなくてよくなります。
次にパドックの映像が出たら、スタッフが馬をひいて周回している場面を見つけてみましょう。そのあとコースへ移ったとき、「さっき歩いていた馬が、次の準備に進んだんだな」とつながれば、もう用語だけが浮いて見えることはなくなります。

騎手はいつ馬に乗るの?
JRAのパドックの説明では、馬場へ入る前に騎手が馬に乗る流れが示されています。パドックではスタッフにひかれて周回していた馬が、騎手を乗せてコースへ向かう。ここは、返し馬へ進む場面を見分ける手がかりになります。
JRA競馬学校の紹介を読むと、前のレースの表彰に出た騎手が、許可を受けて検量室近くで騎乗する例も出てきます。基本の流れには、こうした別の場面もあるんですね。パドックでの騎乗からコースへ向かう流れを覚えつつ、実際に映った騎手と馬がどこへ進むかを追ってみましょう。
ここで知っておきたいのは、細かな乗り方より、馬と騎手が一緒にレースの準備へ向かうことです。スタッフにひかれていた場面から、騎手が乗った場面へ変わると、画面にいる人の役割も変わります。同じ馬が映っていても、レースまでの段階が進んでいるんですね。
中継で騎手が乗るところを見られたら、馬が次にどこへ向かうかを続けて見てみてください。騎乗の瞬間だけを切り離すより、コースへ入ってウォーミングアップをするところまでつなぐと、返し馬が前後の流れの中に収まります。
本馬場入場と返し馬は同じ?
本馬場入場は走路へ入る場面、返し馬は入ったあとに行うウォーミングアップです。続いて映ることがありますが、指している役割は同じではありません。「入ってきた」と「準備をしている」を分けてみましょう。
JRA競馬学校が紹介する一日の例では、誘導馬を先頭にパドックから馬場へ入場し、そのあとに返し馬で騎乗馬の走りを確認しています。移動して走路へ入る段階と、そこで準備をする段階が続いているため、中継の言葉だけを聞くと一つに見えやすいところです。
本馬場入場の映像を見ているときは、いま馬がコースへ出てきたところ。その後に各馬の準備の動きが映れば、返し馬の場面へ進んだところです。初めて見る方は、まず入場が入口、返し馬がその先の準備と押さえておくと、実況を追いやすくなります。
たとえば中継が馬場入場から始まった場合も、パドックを見逃したから返し馬が分からなくなるわけではありません。いま走路へ入ってきた馬を起点に、次の動きを見ていけば大丈夫です。レース前の場面を全部見ていなくても、途中からつながる言葉がひとつあると助かりますね。
ここでは、誘導馬の役目や入場方法の細部まで一度に覚えず、馬が走路へ移ってきたことを見ておきましょう。次に「返し馬」という実況が入ったとき、入口の先で何が始まったのか分かれば、この二つの言葉は使い分けられます。
パドックから発走までの順番
前後の場面をつなぐと、返し馬の位置がはっきりします。JRA競馬学校の一日で紹介されている例をたどると、パドックから入場し、返し馬を行い、待機を経て発走へ進む流れです。
レースへ向かう場面の流れ
パドック → 本馬場へ入場 → 返し馬 → 待避所で待機 → 発走地点へ集合 → ゲートからスタート
この中で返し馬だけを取り出すと、馬が走る場面です。でも、ひとつ前には走路への入場があり、ひとつあとには発走を待つ場面があります。走る映像を見たときに前後を思い浮かべられれば、「競走が始まった映像なのか、準備の映像なのか」を見分ける助けになります。
順番を覚えるといっても、長い言葉を全部暗唱しなくていいんです。まずは「見る場所からコースへ」「コースで準備」「発走を待つ」と三つに分けてみてください。そこへパドックや返し馬という名前を乗せると、単語同士のつながりが見えてきます。
レース前の流れが分かってくると、実況の「入場」「返し馬」「発走」という言葉が、別々の知識ではなく、同じ馬が進んでいく順路になります。ひとつの馬を次の場面でも見つけたときは、「なるほど、ここまで来たんだな」と追ってみましょう。レースの前にも見るところが増えてきます。

返し馬から発走までの流れと見方
ここからは、コースへ入ったあとの場面をもう少し近くで見ていきます。走る準備、待つ時間、スタートへ向かう時間を分けると、映像の切り替わりを追いやすくなります。さっき見た馬が次にどこへ進むのか、一つずつたどっていきましょう。
返し馬で騎手は何をしている?
JRA競馬学校の紹介では、騎手は返し馬で騎乗する馬の走りを確認しています。馬のウォーミングアップを、乗っている騎手の側から見ると、その馬の走りを確かめる場面でもあるんですね。
観客の目に映るのは、騎手を乗せて走る馬の姿です。一方、騎手はその馬に乗って走りを確認しています。同じ場面を見ていても、見ている側と乗っている側では、関わり方が違うんですね。ここを知ると、返し馬を単なる移動の映像として見るのとは少し印象が変わります。
パドックではスタッフが馬をひき、返し馬では騎手が馬に乗っている。この人の違いも、場面を見つける手がかりになります。馬だけに目を向けていたら、次はそのそばにいる人も見てみましょう。
私なら、まず騎手と馬が一緒に準備している姿へ目を向けてみます。走りの良し悪しをその場で判断しなくても、乗っている人の役割が分かると、返し馬の時間を見る楽しみが一つ増えますね。
走らずに歩く馬もいる?
どの馬も、必ず同じように走って返し馬をするわけではありません。JRA-VANに掲載されている専門家の解説には、返し馬を行わず、厩務員に付き添われて歩いて発走付近へ向かう馬の例が挙げられています。
最初に「返し馬はウォーミングアップ」と覚えたあとで、歩いている馬を見ると、「その馬だけ準備していないの?」と疑問が出るかもしれません。でも、紹介されている例のように、コースに入ったあと、走らず歩いて次の場面へ進む形もあります。準備の場面を、一つの走り方だけで覚えないことが大切ですね。
ここで役立つのは、走ったか歩いたかを数えることより、その馬がいまレース前のどの段階にいるかを見ることです。パドックを出たあと、コース側で発走へ向かっている。その前後の位置づけが分かれば、映像の動きが違っていても順路を追えます。
走る馬を見たあとに、歩いて向かう馬が映ったら、違う動きにも目が向きますね。厩務員に付き添われて進む例だと分かれば、その人と馬が発走付近へ向かう姿を追えます。走っている一頭だけを見ていたときより、コース上にいる人の役割も見えてきます。
同じレースに向かう馬でも、入場後の姿には違いがあります。騎手を乗せて走る姿、厩務員に付き添われて歩く姿。二つを思い浮かべられると、次の観戦で歩く馬が映ったときも、「こちらは発走付近へ向かっているところなんだ」と受け取れます。

返し馬が終わったらどうする?
返し馬を終えたら、次は発走へ向けて待つ場面です。JRA競馬学校の紹介では、返し馬で走りを確認したあと、コース側の待避所に入り、発走地点へ集まる合図があるまで輪乗りなどをして待つ流れが示されています。
返し馬で走っていた馬が歩いたり待機したりする映像へ変わっても、レースが終わったわけではありません。ウォーミングアップを終え、発走の段階へ進むまで待っているところです。「走る映像の次はすぐ競走」と考えず、間に待機の場面を一つ入れておくと、つながりが分かりやすくなります。
輪乗りという言葉は、馬を輪の形で進める動きとして読むと場面に結びつけやすいですね。JRAの紹介では、そのように待つ姿を経て、発走地点への集合へ進みます。ここでは、動作の細かな種類より、準備が終わった馬が次の合図を待っていることを見ておきましょう。
返し馬が終わったところで中継の映像が切り替わると、馬がそのあとどうしたのか見えないこともあります。そういうときでも、「次は発走へ向けた待機の段階」と分かっていれば、再び馬が映った場面につながります。映像がつながっていなくても、流れの理解はつなげられるんです。
レース前は、走る場面だけでなく、待つ場面にも名前と役割があります。派手な動きがないところを飛ばしてしまうと、入場からスタートまでが急に進んだように見えます。待機をひとつ挟んで覚えると、発走までの流れが落ち着いて見えてきますよ。
ゲートからのスタートとの違い
返し馬はレース前の準備で、ゲートからのスタートは競走へ進む場面です。JRA競馬学校の紹介でも、待機から発走地点への集合に進み、全馬がゲートに入ってスタートする流れが載っています。
返し馬とレースのどちらにも、馬が走る動きがあります。そのため、馬の姿だけを一瞬切り取ると、何の場面か分かりにくいことがありますね。ここでは「走っているから本番」ではなく、入場、準備、待機、発走のどこにいるかを合わせて見ていきます。
ゲートが映ってきたら、発走へ向かう段階を見ています。その前の返し馬は、ここへ至るためのウォーミングアップでした。別々の出来事が急に始まるのではなく、さっきコースで準備していた馬が、次の場面へ進んできたんですね。
JRAの紹介では、ファンファーレが鳴り、ゲートからのスタートへ進みます。中継でこうした言葉や映像が出たら、レース前の準備から発走へ移る手がかりになります。まずはゲートの仕組みを細かく覚えるより、返し馬との位置関係を押さえておきましょう。
「返し馬の走り」と「スタートしてからの走り」を分けられると、実況の言葉もつながります。コースに出てきた時点、走って準備した時点、発走を待った時点。ここまでたどった同じ馬が競走へ進むところを見れば、レースの始まりを少し長い流れとして受け取れます。
返し馬を見るタイミング
返し馬を見るなら、本馬場入場の場面から、発走前の準備へ続けて目を向けてみましょう。JRA競馬学校が紹介する例では、コースへ入ったあとに返し馬を行い、その後は待機、発走地点への集合へ進みます。
JRA競馬学校のページは、一人の騎手の一日の例を時刻とともに紹介しています。時計の数字をすべてのレースへ当てはめるのでなく、入場、返し馬、待機の順序を映像で見つけるために使うと、準備の場面を追いやすくなります。
本馬場入場を見つけたら、次は馬がコースで何をしているかへ目を向けます。発走直前のゲートの映像だけを探していると、その前の準備を見過ごしやすいですよね。入場から続けて見れば、返し馬から待機へ移るところにも気づけます。
途中から映像を見始めたなら、実況に出てくる言葉も手がかりになります。「パドック」ならコースへ向かう前の場所、「本馬場入場」なら走路へ入るところ、「返し馬」ならウォーミングアップの場面。いま聞こえた言葉から、レース前のどこを見ているかをつかんでみてください。
私は、初めて見る方にはまずこの場面のつながりを渡したいです。「今、コースへ入った」「今は準備をしている」と言葉を添えられれば、見ている映像が分かります。数字を暗記するより、目の前の一頭に沿って試せる見方です。
一頭をパドックから追ってみる
次に競馬を見るときは、一頭の馬を選んで、パドックからコースへ出るところまで追ってみるのはいかがでしょう。全部の馬を同時に見ようとするより、場面のつながりをつかみやすいと思います。
パドックでは、スタッフにひかれて周回している姿を見る。コースへ入ったら、騎手を乗せて準備する場面を見る。そのあと待機やゲートへ進んだら、「さっき見ていた馬が、ここまで来た」とつなげる。一頭を起点にすると、用語の意味が映像の中に置けます。
この見方で知りたいのは、何頭の動きを覚えられたかではありません。同じ馬が、場所と役割の違う場面を順に進むことです。パドックという場所を見ていたときと、返し馬という動きを見ているときでは、目を向けるところも変わります。

次に「返し馬」と聞いて、あの準備の場面が浮かべば十分です。パドックとコースがつながると、観戦の楽しみも増えますね。
もし選んだ馬が画面に映らない時間があっても、ずっと追い続けようとしなくて大丈夫です。別の馬が映っている場面からでも、「今は準備」「次は待機」という流れは見られます。再び同じ馬が映ったときに、どこまで進んでいたかを合わせてみましょう。
競馬の言葉は、意味を知ったあとに映像でもう一度見つけると、ぐっと身近になります。返し馬を覚えたら、次の観戦ではコースに出た馬の準備に目を向けてみてください。レースが始まる前にも、人と馬が進んでいく時間があるんですね。

中継の場面を言葉でつなぐ
中継を見ていて言葉が続けて出てきたら、一つずつ「場所」「入場」「準備」「待機」「発走」へ置いてみましょう。単語を全部説明できなくても、実況が今どの場面を話しているかが分かると、映像の流れを追えます。
パドックの映像を見ながら返し馬の話が出ると、言葉と映像のタイミングがずれて感じられるかもしれません。そういうときは、映っている場面と、実況で話題になっている場面を別々に受け取ってみてください。パドックから次にコースへ向かい、そこで準備するという順序が分かっていれば、説明もつながります。
「返し馬」という言葉だけで覚えるより、「コースへ入ったあとに行う準備」と言い換えられると、知らない方にも説明しやすくなります。隣で一緒に見ている方が「もう始まったの?」と言ったら、「今はレース前のウォーミングアップなんだね」と返せます。
長い説明をすべて思い出さなくても、パドックは周回する場所、本馬場入場は走路へ入ること、返し馬は準備の動き。この三つが言葉でつながれば、レース前の映像を見る足場になります。そこから待機と発走へ続く流れも、次の観戦で確かめてみましょう。
場面をつなぐ一次資料として、ここでたどった騎手の一日の例は、JRA競馬学校「騎手の一日・競馬開催日」で読むことができます。馬場へ入るところからスタートまで、騎手が何をしているかを追うと、返し馬の位置づけも見えてきます。
返し馬についてよくある質問
Q1. 返し馬とは何ですか?
A. 返し馬(かえしうま)は、パドックからコースへ入った馬が行う、レース前のウォーミングアップです。中継で馬が走っていても、返し馬なら競走のスタート前に準備している場面です。
Q2. パドックと返し馬はどう違いますか?
A. パドックは、馬がスタッフにひかれて周回する場所です。返し馬は、コースへ入ったあとに行う準備の動きです。「どこにいるか」を表す言葉と、「何をしているか」を表す言葉に分けると、区別しやすくなります。
Q3. 本馬場入場と返し馬は同じですか?
A. 指す場面が違います。本馬場入場は走路へ入ること、返し馬は入ったあとに行うウォーミングアップです。入場が入口、その先で準備する動きが返し馬と捉えると、続けて映る場面もつながります。
Q4. 返し馬は全馬が同じように走りますか?
A. JRA-VANの専門家記事には、走らず、厩務員に付き添われて歩いて発走付近へ向かう馬の例も紹介されています。どの馬も同じ動きになると覚えず、いまレース前のどの場面を進んでいるかを見てみましょう。
Q5. 返し馬が終わるとすぐにスタートしますか?
A. JRA競馬学校が紹介する例では、返し馬のあとに待避所で待つ時間があり、合図を受けて発走地点へ集合し、ゲートからスタートします。準備、待機、発走という順に見ると、レース前の流れを追いやすくなります。
返し馬を知ると観戦がつながる
返し馬は、コースへ入った馬が行うレース前のウォーミングアップです。読み方は「かえしうま」。まずこの意味が分かれば、中継で聞いた言葉と馬の動きが結びつきます。
パドックで周回していた馬が、本馬場へ入場し、準備をする。そのあと待機を経て、発走へ向かう。今回はJRA競馬学校が紹介する一日の例も使いながら、この前後の流れをたどりました。
- パドックはスタッフにひかれた馬が周回する場所
- 本馬場入場は走路へ入る場面
- 返し馬は入場後、発走前の準備の動き
- 準備のあとには待機、集合、スタートへ進む場面がある
次の観戦では、一頭の馬をパドックからコースへ追ってみてください。用語を全部覚えるより、「さっきの馬が次の場面へ進んだ」と分かることから始めてみましょう。
レースの前にも、人と馬が発走へ向かう流れがあります。返し馬という言葉を知ったことで、その途中の一場面が見えるようになったらうれしいです。ひとつ分かったところから、競馬を見る楽しみを少しずつ増やしていきましょうね。
