馬・騎手のこと

競馬のメンコとは?覆面の役割とブリンカーとの違いをやさしく解説

耳覆い付きメンコを着けた競走馬の顔を水彩で描いた記事の代表画像
馬爺

こんにちは、馬爺(うまじい)です。

レースの中継で、顔にカラフルな布をかぶった馬が目に留まることがありますね。あの覆面はメンコと呼ばれる馬具です。一般に耳覆い付きのものを使い、音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に用います。

顔を覆っていると、目隠しなのかな、と気になるかもしれません。ところが、覆面本体と、目の脇に付くカップは役割が別なんです。ここが分かると、似たように見えていた馬具を見分けやすくなります。

この記事では、メンコの名前と目的から、ブリンカーや鼻のふわふわとの違いまで、馬の顔を思い浮かべながらお話しします。まずは、気になったあの布の正体から見ていきましょう。

この記事でわかること

  • メンコという覆面の名前と役割
  • 耳・目・鼻を見ると分かる形の違い
  • ブリンカーなど似た馬具の見分け方
  • 中継や出馬表で確かめたいところ

競馬のメンコとは?覆面の役割

メンコは、馬が顔に着ける覆面のことです。布をかぶっているという見た目と、何のために使うかを分けて考えると、名前がすっと入ってきます。耳覆い、目の穴、鼻先と、顔の場所を一つずつ見てみましょう。

馬がかぶる覆面の名前はメンコ

競馬でいうメンコは、馬の覆面です。人がかぶる帽子ではなく、馬の顔のほうに目を向けてください。額や顔を布で覆い、耳の部分にも覆いが付いた姿が、名前を覚えるときの手がかりになります。

顔にかぶせる覆面がメンコで、耳覆い付きのものが一般的です。覆面という呼び方だけだと、目も鼻も全部ふさいだものを想像しがちですが、馬具の形はそういうものばかりではありません。目の穴や鼻先の開いた部分にも注目すると、覆っているところと、開いているところの違いが見えてきます。

初めて見る道具は、名前を知らないだけで、何だか難しそうに感じることがありますよね。でも、まず「馬の顔にかぶせている覆面がメンコ」と分かれば、次は耳や目の脇を見る余裕ができます。最初から馬具の名前を全部覚えようとしなくても、目に留まった一つから始められるんです。

メンコの読み方は、そのまま「めんこ」。同じ音の言葉があっても、競馬の話では馬の覆面を指します。「あの馬はメンコを着けている」と聞いたら、騎手の頭ではなく、馬の顔にある布を探してみてください。

気になった布の正体が分かると、その馬の顔をもう一度見たくなりますね。耳のところはどうなっているのか。目の周りに、ほかの道具も付いているのか。名前を一つ知ったところから、次の小さな疑問へ進んでみましょう。

(出典:JRA競馬用語辞典「メンコ」)

耳覆いは音への対策に使う

メンコの目的の一つは、音に驚く馬への対応です。耳まで覆っている形には、見た目だけではない役割があるんです。覆面の色を眺めていたところから、耳にも目を向けたくなりますね。

布の色が目立つと、最初はおしゃれのための道具なのかな、と感じるかもしれません。そこで耳の部分を見ると、顔を彩る布であると同時に、耳覆いが付いた道具だと分かります。色から入った興味を、形と目的へつなげる見方です。

一方、目の脇にカップのようなものが付いている場合、その部分はブリンカーとして見るところです。同じ顔に付いていても、耳を覆う部分と、視界の一部を遮る部分では話が違います。「顔の道具だから全部同じ働き」とまとめないのが、見分けるときの小さなコツですよ。

写真や映像を見ながらなら、まず耳の先を探し、その周りを布が覆っているか確かめてみましょう。名称の説明を読むだけでは浮かびにくかった形も、どこを見るかが分かると追いやすくなります。耳と目の脇を別々に見るだけで、覆面の中にある違いに気づけます。

砂を嫌がる馬にも用いられる

メンコは、音のことだけで説明が終わる道具ではありません。砂をかぶるのを嫌がる馬に使うことも、JRAの用語辞典に挙げられています。耳覆いが目立つため音の話を覚えやすいですが、こちらの用途も一緒に知っておきたいところです。

ダートの映像で、前を走る馬の後ろに砂が跳ね上がる場面を思い浮かべると、「砂をかぶる」という言葉が形になります。自分が見ている画面の中で何が起こっているのかと、道具の説明がつながる場面ですね。

ただ、顔に布が付いていれば、目の部分まで同じように覆っているとは限りません。目の穴が開いた形もあれば、そこに別の装具が付く形もあります。砂に関する話を読むときも、「どの部分の道具についての説明か」を見ると、メンコ本体と目の網を混ぜずに済みます。

目の穴にネットが付いたホライゾネットは、後半で短く触れます。メンコを知りたい今は、まず覆面の一般的な用途として、音と砂の二つが説明されていることを覚えておけば、次の名前へ無理なく進めます。

私はこうした用語を読むとき、名前の後ろに、使う場面を一つ添えておくのが好きです。メンコなら、耳を覆った顔と、砂をかぶる場面。長い説明を全部思い出せなくても、道具の形と目的のつながりが残るからです。

「音に関わる覆面なんだ」と分かった後に、「砂のこともあるんだ」と気づく。こういう小さな発見があると、次の中継で馬の顔を見る楽しみも増えますね。道具の名前は、レースを見る目を少しずつ増やしてくれます。

メンコは音に驚く馬や砂をかぶるのを嫌がる馬に使われることを示す図
メンコは音に驚く馬や、砂をかぶるのを嫌がる馬に用います。

覆面でも目の穴と鼻先は開く

メンコを着けると目が見えなくなるのでしょうか。メンコには、目の穴と鼻先が開いた形があります。JRAの初心者向け冊子に載っているメンコも、顔と耳を覆う一方で、両目の位置と鼻先が開いた姿です。

覆面という名前は、顔を布で覆う見た目を表しています。その言葉だけで、目の前まで全部ふさいでいると考えると、実際の形とずれてしまいます。写真を見たときは、布そのものより、布の開いたところを先に探すと分かりやすいですよ。

正面に近い姿なら、両目の場所がどのように開いているかを見る。少し横を向いているなら、目の脇に別の部品があるかを見る。鼻先では、覆面の布がどこまで続いているかを見る。この三か所を分けると、「顔を覆う」という一言の中身が見えてきます。

ここで、目の穴と、目の脇のカップを区別しておきましょう。目の穴はメンコの形を見るところ。脇のカップは、ブリンカーを見分けるところです。穴が開いていることと、周囲の視界の一部を遮る装具があることは、別の話になります。

また、目の穴の部分にネットが付いた装具もあります。顔に付いているものを一つの名前だけで呼ぼうとすると、こうした追加部分を見落としやすくなります。まず覆面本体を見つけて、その後に目の周りを見る、という順番がおすすめです。

「覆っているのに、開いているところがある」。この形が分かると、覆面という名前から抱いた疑問もほどけます。馬の顔を隠している道具、という見方から、どこを覆い、どこを開けている道具なのか、という見方へ進んでみましょう。

耳覆い付きメンコの顔の布と、目の穴・鼻先が開いた形を示す図
覆面の布と、目の穴・鼻先を見てみましょう。

耳覆いだけで名前を決めない

耳の部分はメンコを見つける手がかりですが、耳覆いだけを見て道具の名前を決める必要はありません。メンコは馬の覆面という呼び方で、JRAも耳覆い付きのものを「一般に」使うと説明しています。

耳が目立っている写真と、顔の布のほうが目立っている写真では、同じ道具の説明でも受け取る印象が変わります。「前に見た形と違うから、別の名前なのかな」と迷ったら、顔のどこに布があるか、目の穴はどうなっているかへ戻ってみてください。

メンコを覚えるときに、一枚の写真を唯一の形として頭に入れてしまうと、別の形が出てきたときに戸惑います。耳覆いがある一般的な姿を入口にしながら、覆面という名前と、追加のカップやネットの名前を分けておくと、見た目の違いを受け止めやすくなるんです。

写真の一部が見えにくいときも、耳の部分だけを無理に探し続けず、見えている額や目の周りからたどってみましょう。見える部位から考えると、暗記した一つの形を当てはめるより、その写真の中にある道具へ目が向きます。

色や模様が違うだけでなく、どこを覆う形なのかにも違いがある。そんな見方で眺めると、メンコの名前を知った後にも、まだ見つけるものがあります。用語を覚えたら終わり、ではないところが面白いですね。

色や柄も眺める楽しみになる

メンコの役割が分かったら、色や柄にも目を向けてみませんか。額の色が先に気になったり、耳の部分を見てもう一度眺めたり。名前を知る前に好きだと思った見た目も、そのまま楽しんでいいんです。

ここでは、「この色ならこの働き」と覚えるより、役割は形から、見た目の楽しみは色や柄から、と分けて眺めてみましょう。覆面の名前を知っていれば、気になる模様があったときにも、「あのメンコの額のところ」と、どこを見たのか言葉にできます。

例えば写真を見るとき、最初は一番目立つ色だけが記憶に残るかもしれません。次に耳へ目を移し、額へ戻り、目の周りを見てみる。そうすると、色を眺める途中で、耳覆いや目穴といった形も確かめられます。勉強と観賞を別々の時間にしなくてもいいんですよ。

私は、名前を覚える入口が「かわいい」「あの柄が気になる」でもいいと思っています。そこから「何の道具だろう」「何のために使うんだろう」と、知りたいことがつながっていく。最初の興味を小さく扱わずに、道具の役割へ進めれば十分です。

メンコの機能を知ると、カラフルな布がただの飾りに見えていたときとは、少し違う眺めになります。その一方で、色や柄を好きだと感じる楽しみも残しておきたいですね。馬具の名前が分かることは、好きな見た目を眺める楽しみを減らすものではありません。

競馬のメンコと似た馬具を見分ける

ここからは、顔に付く道具を場所で見比べます。メンコは覆面、ブリンカーは目の脇のカップ、シャドーロールは鼻の上のボア。似た位置に見えても、何を見る道具かを一つずつ分けていきましょう。

ブリンカーとの違いは目の脇

メンコは馬の覆面、ブリンカーは視界の一部を直接遮る装具です。一般的なブリンカーは、メンコの目の穴の部分にカップを取り付けた形なので、二つが一緒に見えることがあります。

「メンコなのか、ブリンカーなのか」と、どちらか一つだけを選ぼうとすると、かえって迷うところです。覆面にカップが付いた姿なら、覆面本体と、その目の脇の装具を分けて見ればいいんです。別々の場所に着ける二つの道具とは限らないわけですね。

メンコとブリンカーの違い
見るところメンコブリンカー
名前が指すもの馬の覆面視界の一部を遮る装具
見た目の手がかり顔を覆う布、一般的な耳覆い目の脇のカップ
目的の入口音に驚く馬や砂を嫌がる馬に用いる視界の一部を直接遮る

一緒に付く形 メンコの目穴部分にカップが付くことがある

ブリンカーのカップには形や大きさの違いがあり、遮る視界の広さも変わります。片側だけに付くものもありますから、覆面を見つけたら、目の脇を一つずつ見るとよいでしょう。両目を全部隠すもの、とひとまとめにはしないでくださいね。

ここで覚えたい違いは、部位と役割の二つです。顔の布を見てメンコ、目の脇のカップを見てブリンカー。その後で、音や砂への用途と、視界を遮る装具との違いを結びつける。長い馬具名でも、見えている場所からたどると考えやすくなります。

(出典:JRA競馬用語辞典「競馬で使用する様々な道具」)

メンコの覆面本体と、目の脇にブリンカーのカップが付いた形を比較する図
顔の布がメンコ。目の脇のカップがブリンカーです。

鼻のふわふわはシャドーロール

鼻の上に、ふわふわしたものが横に付いていたら、シャドーロールを見るところです。メンコの布とは別で、鼻の上の革にボア状のものを付けた装具になります。

顔の上のほうに覆面、鼻の上にふわふわ。この二つが同じ馬に見えると、まとめて一つの道具のように感じるかもしれません。でも、見る場所を額や耳から鼻の上へ移すと、布の覆面とボアの違いが分かります。

シャドーロールは、下のほうを見えにくくし、前方へ意識を向ける効果などを期待して使う道具です。メンコの説明で出てきた音や砂の用途とは、話が別になります。名前を覚えるときは、まず鼻の上の形と、この役割を合わせておくとよいですね。

「目のカップ」と「鼻のボア」のどちらも視界に関わる説明が出てきますが、付く場所が違います。目の脇ならブリンカー、鼻の上ならシャドーロール。働きの言葉だけで覚えず、顔のどこを見るのかを添えると、見分けるときの手がかりになります。

鼻のあたりが目立つ写真を見つけたら、いきなり顔全体の名前を決めず、布なのか、ふわふわしたボアなのかを見てみましょう。見たものを一つずつ言葉にできるようになると、写真の中で気になった部分を人に聞くときにも伝えやすくなります。

目の穴のネットは別の装具

メンコの目の穴の部分がネットで覆われた装具は、ホライゾネットです。前を走る馬が跳ね上げる砂が眼にかかるのを嫌がる馬などに用います。覆面本体に加えて、目の部分に何が付いているかを見る話ですね。

名前だけを読むと、メンコやブリンカーより覚えにくく感じるかもしれません。最初は「目の穴のところにネットがある道具」と、形からたどってみてください。耳を覆う布でも、鼻の上のボアでもなく、見る場所は目の穴です。

ブリンカーと見比べるときには、カップとネットという形の違いに目を向けます。目の脇にカップがあるのか、目の穴の部分が網で覆われているのか。顔に付いているという共通点だけではなく、何が、どこにあるかまで見ると区別しやすくなります。

メンコの用途として砂の話を知っていると、目のネットについての説明も入りやすくなりますね。覆面本体の一般的な用途と、目の部分のネットの用途を結びつけながら、名前は別々に覚える。この順番なら、一度に知らない言葉が増えても、顔の場所が道案内になってくれます。

普通の目穴、目の脇のカップ、目穴を覆うネット。三つを写真や図で見比べると、同じ「目の周り」という言い方の中にも違いがあります。メンコと聞いたとき、どの形にも必ず網が付くと思わず、追加されている部分を探してみましょう。

鼻の上のシャドーロールと、目の穴をネットで覆うホライゾネットの位置を示す図
鼻のボアと目のネットは、見る場所が違います。

競馬新聞のBはブリンカー

競馬新聞で見かけるBのマークは、ブリンカー着用を示すものです。JRAの初心者向け冊子でも、そのように案内されています。メンコを着けているすべての馬に付く印、という意味ではありません。

覆面とカップが一緒に見えることがあるので、ここは混ざりやすいところですね。馬の写真では顔の布が目立ち、新聞では小さなBが目に入る。二つを結びつけるときは、Bが指しているのはブリンカーのほうだと覚えておきましょう。

JRAの馬柱の見方にも、ブリンカーの項目があります。装具の欄を読むとき、覆面という見た目から名前を決めるのではなく、その欄が何を表示しているかと、目の脇の装具を合わせて考えてみてください。

写真のメンコと、新聞のBを同じものとして記憶してしまうと、「覆面が見えたからBの意味だ」と、二つの名前が重なってしまいます。メンコは覆面の名前、Bの案内はブリンカーの着用。このように言葉を分けておくと、映像と文字の情報をつなげやすくなります。

道具の名前が一つ分かると、次は文字の表示にも目が向きます。中継で見ていたカップが、新聞ではBという短い印で示される。顔にある形と、紙面にある印がつながるのは、用語を知った先の楽しみの一つですね。

写真は顔の向きを変えて見る

メンコの形を確かめるなら、正面に近い写真と、少し横を向いた写真を見比べる方法があります。私なら、一枚ですべてを見つけようとせず、見える場所が違う二つの姿を使ってみましょう。

正面に近い姿では、額の布、左右の耳覆い、目の穴の位置を探す。横に近い姿では、目の脇に付いたカップや、鼻の上のボアへ目を向ける。顔の向きを変えて見ると、同じ写真の中で探し続けていた部分が、別の角度から見つかるかもしれません。

覆面の色が目立って、つい模様ばかり見てしまうときは、一度だけ目の場所へ視線を移してみてください。穴があるのか、脇にカップがあるのか、ネットが見えるのか。名前を思い出す前に、形を言葉にしてみると、次に確かめるものが決まります。

鼻の上にふわふわが見えたら、今度は覆面の布とは分けて見る。耳が見えにくければ、額から目の周りへ戻る。顔の中を同じ順番で一周するだけでも、最初は一つの塊に見えていた道具が、部分ごとの形に変わってきます。

気になった場所を「何となく違う」で終わらせず、「目の横にカップがある」「鼻の上がふわふわしている」と言い直してみるのもおすすめです。用語を知る前に見えていたものを、用語を使って確かめ直す。その往復が、名前を覚える助けになります。

中継では一つの道具から探す

次にレースの映像を見るときは、気になる一頭の顔から、道具を一つ探してみましょう。馬具の名前を全部言えることより、今見ている覆面の形が分かることを、最初の楽しみにしてみてください。

まず、顔に布があるかを見る。あれば、耳の部分まで続いているか、目の穴はどうなっているかへ進みます。目の脇にカップが見えたらブリンカー、鼻の上にボアが見えたらシャドーロール。短い映像なら、その中で見つけられた一つだけを確かめればいいんです。

画面が引いていて細かな形が見えないときは、名前を急いで当てるより、顔が大きく映る場面で見比べてみましょう。覆面の布と目の脇の小さなカップは、同じ大きさで目に入るわけではありません。見えるところから見始めると、映像を追いながら無理に暗記を引き出さずに済みます。

馬爺
馬爺

最初は「あの覆面がメンコなんだ」と分かれば十分です。耳や目の脇へも目を向けると、馬の顔を見る楽しみが増えますよ。

名前を覚えた後は、同じ道具が付いている馬を探してみるのも一つの見方です。色は違っていても、目の穴のところに似た形がある。反対に、同じような覆面に見えても、目の脇や鼻の上をよく見ると違う部分がある。そんなところへ目を向けてみてください。

私は、競馬の言葉を知る面白さは、説明を読めるようになることだけではないと思っています。今まで見過ごしていた形に、ふと気づくことがある。その小さな変化が、中継の一場面を前よりじっくり眺めるきっかけになってくれます。

メンコの役割を知ったら、次は形を見て、似た道具を見比べる。全部を同じ日に覚えなくても、気になったところから一つずつつなげていけます。あなたが最初に気になった覆面も、その入口になってくれそうですね。

競馬のメンコのよくある質問

Q1. 競馬のメンコとは何ですか?

A. 馬の覆面です。一般に耳覆い付きのものを使い、音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に用います。中継で探すときは、騎手の帽子ではなく、馬の顔にかぶせた布を見てください。目の穴や、耳を覆う部分も手がかりになります。

Q2. メンコとブリンカーの違いは何ですか?

A. メンコは覆面で、ブリンカーは視界の一部を遮る装具です。一般的なブリンカーはメンコの目穴部分にカップを付けた形なので、一緒に見えることがあります。顔の布と、目の脇のカップを分けて見ると、どの部分が何の名前なのか分かりやすくなります。

Q3. メンコは馬の目を全部隠すものですか?

A. 目の穴が開いた形があります。JRAの初心者向け冊子に示されているメンコも、両目の位置と鼻先が開いています。目の脇のカップや、目穴を覆うネットは追加される装具として見分けます。覆面本体と、目の周りに付くものを別々に見てみましょう。

Q4. 鼻の上のふわふわもメンコですか?

A. 鼻の上の革にボア状のものを付けた装具は、シャドーロールです。顔を覆うメンコとは別の道具で、下方を見えにくくし、前方へ意識を向ける効果などを期待して使います。布の覆面を探すときと、鼻のボアを探すときで、見る場所を分けてください。

Q5. 競馬新聞のBはメンコ着用の印ですか?

A. Bはブリンカー着用を示すものです。メンコを着けているすべての馬の印ではありません。覆面にカップが付いて見えることがあっても、布の名前と、Bで案内される装具の名前は分けて覚えましょう。写真では目の脇、新聞では装具の表示を見る、というつながりです。

競馬のメンコは役割から楽しむ

競馬のメンコは、馬の顔に着ける覆面です。一般に耳覆い付きのものを使い、音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に用います。目の脇のカップはブリンカー、鼻の上のふわふわはシャドーロール、目穴のネットはホライゾネットと、場所から見ると名前がつながります。

  • 顔の布を見つけたら、メンコの形を確かめる
  • 目の脇のカップと、覆面本体を分けて見る
  • 鼻のボアや目のネットは、それぞれの名前で覚える
  • 競馬新聞のBは、ブリンカーの表示として読む

次の中継では、気になった一頭の顔に、道具を一つ探してみてください。「あの布は何だろう」から、「耳や目の周りも見てみたい」へ。名前を知った分だけ、馬の姿に新しい発見がありそうですね。

案内役の馬爺
馬爺(うまじい)
馬爺(うまじい)
競馬の「なるほど」案内役
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